2024.11.19
Anny's Design Now

テーマ:ブログ

インバウンドがもたらす

きょう、朝の挨拶は「急に寒くなりましたね~」です。
今年は遅い遅いと言われていた紅葉も、一気に燃える秋になるでしょうか。

近頃ニュースやバラエティでよく見かける、インバウンドの影響
紅葉の名所 日光や軽井沢、嵐山なんかもテレビによくでてきます。

アニーズデザイン地元の宇治、平等院や三室戸寺なんかも結構紅葉は有名です。
インバウンド 宇治橋を徒歩で渡っている人は、全員そのような気がしますが。

いろいろ問題があるようでテレビとかで苦情を言っている光景が映っています。
「外国人が多くて、地元の者がバスに乗れない」

乗れない方々はお気の毒だと思うのです。対策はどうなっているのでしょう。
だって、ついこの前ですよ「パークアンドライド」とか言い出したのは。

車が混むから公共施設を利用しましょうと言うから、そうしたらこの現状。
車を離れた駐車場に置いて観光地にくれば、バスが混むのは当たり前でしょ。

紅葉の名所近隣でも渋滞に対する苦情が、これもテレビとかで。
「10分で行けるところが混んで混んで1時間もかかった」と住民の方が。

これは問題ですよ。名所近隣の方々の生活が乱されてるのですから。
でも最も問題に思うのは、報道の偏りではないかという気がします。

3~4年前のテレビでは、閑散としている名所の出入り口や
お客さんがいないお土産物屋さんとか、そればかり映していたではないですか。

当時は、観光客相手の お土産物屋さん 食べ物屋さん 旅館さん
「このままでは商売あがったり」「店じまいすることも考えている」

そんな、観光客が少ない悲壮なインタビューばかり流していたくせに、
今こうなったら、インバウンドで困っている人のインタビューばっかり。

3~4年前、悲壮な趣きでインタビューに答えていたお店のお父さんたちが、
客足が戻ってきて「ウッハウハ」と笑ってるニュースは、今は映されません。

パークアンドライドで市内の交通が緩和されたニュースと、
市民のバス利用が困難になっているニュースは同時に報道されないと。

インバウンドで、観光地の店の売り上げが戻ってきたニュースと、
近隣では渋滞で住民が迷惑しているニュースは同時に報道されないと。

インバウンドに反感を持つ気持ちを煽る結果になりませんか。
それにしても「ウッハウハ」のお父さん たまには映してほしいな。

これは旅館の番頭さんかな。
外食店の案内してるお父さんかな。
お土産物屋のおやじさんかな。

みんな当時は、肩を落として背中丸めて落ち込んでいたのですよ。
こんなウッハウハが戻ってくるなんて、まるで夢のようなのですよ。