2024.01.29
女性建築士

テーマ:ブログ

地震による建物への影響と対策

能登半島地震

2024年1月1日16時10分に、日本の石川県能登半島にある鳳珠郡穴水町の北東42 kmを震央として能登半島地震が発生しました。地震の規模は気象庁マグニチュード(Mj)7.6、震源の深さは16 km。観測された最大震度は、石川県輪島市と羽咋郡志賀町で震度7が観測されました。被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

地震による建物への影響とその対策が大建工業のホームページに記載されていますので、その一部を掲載します。詳細は地震による建物への影響 – DAIKEN – 大建工業を参照ください。

まだまだ住宅の地震対策は不十分!

東日本大震災では、津波の被害を受けなかった市街地の建物の被害は軽徴でしたが、県別の耐震化率を見ると、宮城県77%、岩手県67%、福島県76%など、東北全県で全国平均の79%を下回っていました(2008年、国土交通省資料)。「建物が壊れなかった、あのくらいの地震では壊れない」という見解は判断を誤ります。
全国には、旧耐震基準で建てられた耐震性の不十分な住宅は、未だ1,000万戸以上存在しています。